《吹き出し分析》京浜東北線包丁ぶんまわし事件(2)

公開日: 20:00 吹き出し分析

前回は、事件を吹き出し分析で整理してみました。では一体どこがターニングポイントだったのでしょう。

 ターニングポイント1

まず。ここです。 ろうじんさんは優先席なので"携帯"っぽいのはNGだろうと思いました。

おいおい、なんや携帯のでっかいやつだしてきたぞ。
ここ優先席やから、携帯とか禁止だよな。ちら。
よっしゃ注意したろ。


”電源を切ってください”
実は、たぶれっとおじさんがもっているのはタブレットで、電波を全くつかわず、ビデオをみていたのかもしれません。または、オフラインであそべるゲームをしていたのかもしれません。

この状態でなにがなんでもけしからん!と怒るのはちょっとはやまりましたね。

ではどうすればトラブルにならなかったのか

こんな感じで話せばうまくいったでしょう


”そのタブレットがペースメーカーに影響を及ぼすような電波をだしているのであれば電源を切ってください”
もし、たぶれっとおっさんが電波を使っていないならば、次のように答えたでしょう。
ああ、このタブレットは通信してないので電波だしてないです。安心ですよ!

このやり取りであれば、もしタブレットで電波を使っていたとしても、このろうじんはデリケートな機器を身につけて不安がっているんだなと、誤解であったとしても思いやることができたでしょう。


3G,4G携帯では電子機器に影響を与えないという見方

今、ネットでこの話題が上がる時に必ず出る言葉です。確かに以前の携帯に比べての安全性は、各携帯メーカーが認めるところですね。でも圧倒的にアピールが足らないようです。

かつて2Gの頃は、飛行機事故、ガソリンスタンド爆発など、様々なトラブルが携帯の電波のせいにされていました。確かにブラウン管横に携帯電話をおいた状態で、着信すると着信0.5秒前に画面がブルブル震えるなんてことがありました。普通に電話するだけで電磁線で脳みそがチンされているって話もありましたね。

でも今はそんなに気にしなくていいですよ。総務省HPをみると15cmもあれば、仮に電波をだしていても問題無いようですよ。
平成25年度電波の医療機器等への影響に関する調査結果及び当該結果に基づく「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」の改訂 出典:総務省HP

ろうじんは、実被害がないのに、ルールを守らないことに腹を立てている。という見方

このおじさんはペースメーカーをつけていたのでしょうか?国内では約40万人が利用しているらしいので、国民の300人に一人使っているわけですし、1車両あたり100人ものっていれば、33%の確率で一人はのっているという確率になるので、そうであったとしてもおかしくは無いですね。ただ、包丁をぶん回すほど強心臓の持ち主ならばペースメーカーはつけていないのではと思います。


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